スマートフォンは通常mAh、ノートパソコンはWhで表記されます
mAhだけでは時間は出せない
バッテリーに書かれたmAhは電気量であってエネルギーではありません。充電器のW表示はエネルギーを送る速さなので、単位が合わずそのままでは比較できません。電圧を掛けてワット時(Wh)に変換する必要があります。リチウムイオンセルの公称電圧は約3.85Vなので、Wh = mAh × 3.85 ÷ 1000です。5,000mAhのバッテリーは約19Whになります。
定格出力はそのまま入らない
20Wの充電器が常に20Wを出し続けるわけではありません。電圧変換で熱として失われる分があり、発熱すると端末側が自ら出力を抑えます。この計算機では、有線は定格の約70%、ワイヤレスは50%が実際にバッテリーへ届くと仮定しています。ワイヤレスが低いのはコイル間の漏れが大きいためです。
80%以降は時間がかかる
リチウムイオン充電は2段階に分かれます。最初は定電流(CC)でできるだけ多く電流を流し、80%あたりから定電圧(CV)に切り替わって電流を絞ります。そのため0→80%より80→100%のほうが時間がかかり、「30分で50%」のような広告表示をそのままフル充電時間に当てはめられない理由もここにあります。
あくまで目安です
バッテリー温度、残量、充電中に使用しているかどうかで実際の値は大きく変わります。画面を点けたまま充電すると、入る分がほぼそのまま出ていくため大幅に遅くなります。
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よくある質問
QなぜmAhとWhを選ぶ必要があるのですか?
スマートフォンは通常mAh、ノートパソコンはWhで表記されます。mAhをエネルギーに変換するには電圧の仮定が必要なので、正しい単位を選ぶことでその手間を省き、実際の値に近い見積もりになります。
Qなぜワイヤレス充電はここで遅く計算されるのですか?
ワイヤレス充電は2つのコイル間の隙間で熱として失われるエネルギーが有線接続より多いため、充電器の定格出力のうちバッテリーに実際に届く割合が小さくなります。