韓国の四字熟語辞典
意味・由来・実際の使い方まで一枚にまとめた四字熟語100
📖 一字ずつ意味を添えて、四字がどう一つの意味になるかを見せます。
処世・態度18
有備無患有備無患(ゆうびむかん)備えがあれば憂いなし。前もって支度しておけば心配することはありません。易地思之易地思之(えきちしし)立場を入れ替えてから考えてみるということです。初志一貫初志一貫(しょしいっかん)始めたときの志を、変えずに最後まで貫くことです。名不虛傳名不虚伝(めいふきょでん)評判は伊達に伝わったのではない。名前に恥じない中身があるということです。靑出於藍青出於藍(せいしゅつおらん)藍から取った青は藍より青い。弟子が師を越えるということです。大器晩成大器晩成(たいきばんせい)大きな器は仕上がるのが遅い。大成する人は遅れて花開くということです。溫故知新温故知新(おんこちしん)古いものを学んで新しいものを知るということです。修身齊家修身斉家(しゅうしんせいか)わが身を修め、家を整えるということです。安分知足安分知足(あんぶんちそく)自分の分をわきまえ、足るを知るということです。過猶不及過猶不及(かゆうふきゅう)行き過ぎは足りないのと同じで、よいことではありません。明鏡止水明鏡止水(めいきょうしすい)曇りのない鏡と静かな水のように澄んだ心のことです。泰然自若泰然自若(たいぜんじじゃく)大事に臨んでも落ち着いていて、いつもと変わらないことです。一石二鳥一石二鳥(いっせきにちょう)一つの石で二羽の鳥。ひとつの行いで二つ得るということです。苦盡甘來苦尽甘来(くじんかんらい)苦しみが尽きれば甘さが来る。つらい時期のあとにはよい日が来るということです。言行一致言行一致(げんこういっち)言うことと行うことが食い違わないことです。積小成大積小成大(せきしょうせいだい)小さいものを積み重ねて大きなものを成すということです。見物生心見物生心(けんぶつしょうしん)物を見れば欲しくなるということです。明哲保身明哲保身(めいてつほしん)物事をはっきり見きわめて、身を守るということです。
努力・忍耐17
愚公移山愚公移山(ぐこういざん)愚公が山を移す。やり続ければ成し遂げられないことはないということです。磨斧作針磨斧作針(まふさくしん)斧を磨いて針を作る。粘り強く努めれば難しいことも成し遂げられるということです。螢雪之功蛍雪之功(けいせつのこう)蛍の光と雪明かりで読んだ功。苦しい中で学問を成し遂げたことです。切齒腐心切歯腐心(せっしふしん)歯を食いしばり心を腐らせる。恨みを抱えて耐えることです。臥薪嘗膽臥薪嘗胆(がしんしょうたん)薪に臥し胆を嘗める。仇を討つためどんな苦労も耐えることです。百折不屈百折不屈(ひゃくせつふくつ)百度折られても曲がらないということです。七顚八起七顛八起(しちてんはっき)七度転んで八度起き上がるということです。晝耕夜讀昼耕夜読(ちゅうこうやどく)昼は耕し夜は読む。苦しい中でも学び続けることです。日就月將日就月将(にっしゅうげっしょう)日ごとに進み月ごとに伸びる。上達が速いということです。十伐之木十伐之木(じゅうばつのぼく)十度斧を入れて倒れない木はないということです。積土成山積土成山(せきどせいざん)土を積んで山を成すということです。走馬加鞭走馬加鞭(そうばかべん)走っている馬にさらに鞭を入れる。うまくいっている者をさらに押すことです。手不釋卷手不釈巻(しゅふしゃっかん)手から書物を離さないということです。刻苦勉勵刻苦勉励(こっくべんれい)苦しみに耐えて自分を励まし努めることです。自强不息自彊不息(じきょうふそく)自ら強めて、休まないということです。有志竟成有志竟成(ゆうしきょうせい)志があれば最後には成し遂げられるということです。切磋琢磨切磋琢磨(せっさたくま)切り、磨き、彫り、磨く。学問も人柄も休まず磨き上げるということです。
関係・人17
管鮑之交管鮑之交(かんぽうのまじわり)管仲と鮑叔牙の交わり。互いを本当に分かり合った友のことです。竹馬故友竹馬故友(ちくばのこゆう)竹馬に乗って遊んだころからの古い友。一緒に育った相手のことです。百年偕老百年偕老(ひゃくねんかいろう)百年ともに老いていくということです。同苦同樂同苦同楽(どうくどうらく)苦しみも楽しみも等しく分け合うということです。人之常情人之常情(じんしのじょうじょう)人ならば誰でも抱く、ごく当たり前の気持ちのことです。類類相從類類相従(るいるいそうじゅう)似た者どうしが寄り集まるということです。結草報恩結草報恩(けっそうほうおん)草を結んで恩に報いる。死を越えて残る感謝のことです。背恩忘德背恩忘徳(はいおんぼうとく)恩に背き、受けた徳を忘れることです。糟糠之妻糟糠之妻(そうこうのつま)酒かすと糠を分け合った妻。貧しい時期をともに耐えた連れ合いのことです。莫上莫下莫上莫下(ばくじょうばくか)上でも下でもない。互角だということです。難兄難弟難兄難弟(なんけいなんてい)どちらが兄か決めがたい。二人とも優れているということです。泰山北斗泰山北斗(たいざんほくと)泰山と北斗七星。その分野でそびえ立つ存在のことです。群鷄一鶴群鶏一鶴(ぐんけいのいっかく)鶏の群れの中の一羽の鶴。大勢の中でひときわ目立つ存在のことです。呉越同舟呉越同舟(ごえつどうしゅう)呉と越が同じ舟に乗る。敵どうしが同じ場に置かれることです。同床異夢同床異夢(どうしょういむ)同じ寝床で違う夢を見る。場は同じでも思惑が違うということです。肝膽相照肝胆相照(かんたんあいてらす)肝と胆を互いに照らし合う。隠しごとのない友情のことです。水魚之交水魚之交(すいぎょのまじわり)水と魚の交わり。切っても切れない結びつきのことです。
状況・形勢18
四面楚歌四面楚歌(しめんそか)四方から楚の歌が聞こえる。囲まれて行き場がないということです。進退兩難進退両難(しんたいりょうなん)進むのも難しく、退くのも難しいということです。累卵之危累卵之危(るいらんのあやうき)積み上げた卵のように危ういということです。風前燈火風前灯火(ふうぜんのともしび)風の前の灯。きわめて危うい状態のことです。五里霧中五里霧中(ごりむちゅう)五里四方の霧の中。まるで見当がつかないということです。雪上加霜雪上加霜(せつじょうかそう)雪の上に霜。不運の上にまた不運が重なることです。轉禍爲福転禍為福(てんかいふく)災いを転じて福となすということです。塞翁之馬塞翁之馬(さいおうがうま)塞翁の馬。幸も不幸も先のことは分からないということです。一觸卽發一触即発(いっしょくそくはつ)ひと触れで爆発する。きわめて張り詰めた状態のことです。焦眉之急焦眉之急(しょうびのきゅう)眉が焦げるほど差し迫っているということです。百尺竿頭百尺竿頭(ひゃくしゃくかんとう)百尺の竿の先。きわめて危うい立場のことです。命在頃刻命在頃刻(めいざいけいこく)命が一瞬にかかっているということです。束手無策束手無策(そくしゅむさく)手を縛られ、打つ手がないということです。騎虎之勢騎虎之勢(きこのいきおい)虎に乗った勢い。途中では降りられないということです。錦上添花錦上添花(きんじょうてんか)錦の上に花を添える。よいことの上にさらによいことが重なることです。漁父之利漁父之利(ぎょふのり)漁夫の利。二人が争っているあいだに第三者が得をすることです。鷄卵有骨鶏卵有骨(けいらんゆうこつ)卵にまで骨がある。運のない人には何もかもが引っかかるということです。走馬看山走馬看山(そうばかんざん)走る馬から山を見る。見たというより、ちらと目に入れただけということです。
学び・知恵16
刮目相對刮目相対(かつもくそうたい)目をこすってもう一度見る。相手の力が驚くほど伸びたということです。敎學相長教学相長(きょうがくそうちょう)教えることと学ぶことは互いを伸ばすということです。多多益善多多益善(たたますますべんず)多ければ多いほどよいということです。聞一知十聞一知十(いちをきいてじゅうをしる)一つ聞いて十を知る。飛び抜けて理解が速いということです。格物致知格物致知(かくぶつちち)物事を究めて知に至るということです。學而時習学而時習(がくじじしゅう)学んで、しかるべきときにこれを習うということです。不恥下問不恥下問(かもんをはじず)目下の者に問うことを恥じないということです。深思熟考深思熟考(しんしじゅっこう)深く思い、じっくり考え抜くということです。讀書三昧読書三昧(どくしょざんまい)本に没入して、ほかのことがすべて消えてしまう状態のことです。開卷有益開巻有益(かいかんゆうえき)書を開けば必ず得るものがあるということです。博學多識博学多識(はくがくたしき)広く学び、多くを知っているということです。一以貫之一以貫之(いちいかんし)一つの筋で全体を貫くということです。知行合一知行合一(ちこうごういつ)知ることと行うことは一つだということです。讀書百遍読書百遍(どくしょひゃっぺん)百回読めば意味はおのずと分かるということです。博覽强記博覧強記(はくらんきょうき)広く読み、よく覚えているということです。靑雲之志青雲之志(せいうんのこころざし)青雲に上ろうとする志。高い望みのことです。
言葉・文章14
言中有骨言中有骨(げんちゅうゆうこつ)言葉の中に骨がある。何気ない一言に固い意味が隠れているということです。寸鐵殺人寸鉄殺人(すんてつひとをころす)一寸の刃で人を殺す。ひとことで急所を突くということです。以心傳心以心伝心(いしんでんしん)心をもって心に伝える。言葉を交わさずに分かり合うことです。甘言利說甘言利説(かんげんりせつ)甘い言葉と、得になりそうな話。誘い込む言葉のことです。有口無言有口無言(ゆうこうむげん)口はあるが言うべき言葉がないということです。一言之下一言之下(いちげんのもと)ひとことで片づく。そっけない即答のことです。語不成說語不成説(ごふせいせつ)言葉が話の体をなさない。筋が通らないということです。甲論乙駁甲論乙駁(こうろんおつばく)甲が論じ、乙が反論する。行きつ戻りつの言い争いのことです。橫說竪說横説竪説(おうせつじゅせつ)横に説き縦に説く。筋のないおしゃべりのことです。一言半句一言半句(いちごんはんく)ひとことと半句。ごくわずかな言葉のことです。巧言令色巧言令色(こうげんれいしょく)飾った言葉と作った顔つき。気に入られるために取り繕うことです。名實相符名実相符(めいじつあいふす)名と実が互いに合っているということです。附和雷同付和雷同(ふわらいどう)人に調子を合わせ、雷のように一緒に鳴ること。言語道斷言語道断(ごんごどうだん)言葉の道が絶えるところ。韓国と日本の用法ではもってのほかということです。
韓国で使われる四字熟語には、中国の古典から来たものと韓国で作られたものが混ざっています。日本で使わない言い方は、その旨を各項に記しました。