家電の電流160マス — 1700Wの掃除機は220Vで7.7A
家電20通りと回路8通りが出会う各マスの電流と、同時に使える台数を計算しました。ブレーカーもテーブルタップも電線も、ワットではなくアンペアで耐えます。
ワットではなくアンペアで問います
ブレーカーはアンペアで落ち、テーブルタップも電線もアンペアで耐えます。だから「一緒に挿してよいか」はワットを足しても答えが出ません — 電圧で割って電流にしてから足します。その割り算がこの表の出発点です。
電圧が半分なら電流は倍
同じ1600Wのドライヤーが220Vでは7.3A、120Vでは13.3Aを食います。だから北米の15A回路ではドライヤー1台で既に上限を越え、韓国の16A回路では2台まで入ります。家電を持って国を渡ると答えが丸ごと変わるのはこのためです。
連続使用は8割まで
ブレーカーは定格に達した瞬間に落ちるのではなく、しばらく耐えてから落ちます。その間に電線が先に熱くなるので、3時間を超えて続く負荷はブレーカーの8割までにするのが広く使われる目安です。16Aなら12.8Aです。
先に溶けるのはテーブルタップです
よくあるテーブルタップは15Aまでです。ブレーカーが32Aでもタップが15Aならそこで頭打ちで、ブレーカーは落ちないままタップだけが熱くなります。ヒーターやIHのように15Aを超えるものは壁のコンセントに直接つなぎます。
この値は出発点です
ここでの消費電力はその種類の代表値です。実際の定格は本体の裏や底のラベルにあり、モーターの入った家電は起動の瞬間に数倍を短く食います。その回路に既に何がつながっているかも合わせて見てください。
消費電力
- 空気清浄機45 W
- ノートPC65 W
- 扇風機80 W
- テレビ120 W
- 冷蔵庫150 W
- 電気毛布200 W
- ゲーム機220 W
- デスクトップPC350 W
- 洗濯機500 W
- トースター900 W
- 炊飯器1100 W
- 電子レンジ1200 W
- コーヒーメーカー1400 W
- アイロン1500 W
- ドライヤー1600 W
- 掃除機1700 W
- エアコン1800 W
- 電気ケトル2000 W
- 電気ヒーター2200 W
- IHコンロ3000 W
家電と回路から探す
流れる電流 · 同時に使える台数
日本 100V・15A連続使用の上限 12A
北米 120V・15A連続使用の上限 12A
北米 120V・20A連続使用の上限 16A
韓国 220V・16A連続使用の上限 12.8A
韓国 220V・20A連続使用の上限 16A
韓国 220V・32A連続使用の上限 25.6A
欧州 230V・16A連続使用の上限 12.8A
北米 240V・30A連続使用の上限 24A
読み方
- 電流は消費電力を電圧で割った値です。国が違えば答えも違います。
- 同時に使える台数は、ブレーカーの8割をその電流で割ったものです。
- テーブルタップは15Aまでです。ブレーカーが大きくてもタップが先に止めます。
- 電線の太さは電線のページの値をそのまま持ってきています。
よくある質問
Q. 電気ケトルは何アンペアですか?
2000Wなら220Vで9.1A、120Vで16.7Aです。消費電力を電圧で割った値です。
Q. ブレーカーがよく落ちるのはなぜですか?
その回路につないだ家電の電流の合計がブレーカーを超えているからです。ヒーターと電気ケトルのように大きいものが2つ同じ回路にあると大抵そうなります。
Q. テーブルタップに何個も挿してよいですか?
合計が15Aを超えなければ大丈夫です。ブレーカーが32Aでもタップは15Aで頭打ちで、そのときはブレーカーが落ちないままタップだけ熱くなります。
Q. なぜ8割までなのですか?
ブレーカーは定格を超えてもしばらく耐えてから落ちるからです。3時間を超えて続く負荷は8割までにするのが広く使われる目安です。
Q. 海外で使っていた家電をそのまま使えますか?
電圧が合っていれば使えます。電圧が違うと同じ家電の電流が倍まで変わるので、回路もコンセントも見直しが要ります。