RAID 192マス — 4TBを4台でRAID 5にすると12TB、画面には10.91TiBと出ます
レベルごとに公式を覚える必要はありません。グループごとにパリティを何台使うかだけ分かれば、残りは一行で出ます — 使える台数 = 全体 − パリティ台数 × グループ数。RAID 5はグループ一つに一台なのでn−1、RAID 6は二台なのでn−2、RAID 50・60はそのグループが複数です。できないマスも38あります。3台ではRAID 6ができず、奇数台ではRAID 10ができず、7台ではRAID 50ができません。
使える台数
台数
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| RAID 0 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| RAID 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| RAID 5 | · | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| RAID 6 | · | · | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
| RAID 10 | · | · | 2 | · | 3 | · | 4 | · | 5 | · | 6 | · | 7 | · | 8 | · | 9 | · | 10 | · | 11 | · | 12 | · |
| RAID 50 | · | · | · | · | 4 | · | 6 | 6 | 8 | · | 10 | · | 12 | 12 | 14 | · | 16 | · | 18 | 18 | 20 | · | 22 | 20 |
| RAID 60 | · | · | · | · | · | · | 4 | · | 6 | · | 8 | · | 10 | 9 | 12 | · | 14 | · | 16 | 15 | 18 | · | 20 | 15 |
| JBOD | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
使える台数 = 全体 − パリティ台数 × グループ数。レベルごとの公式を覚える必要はありません。できない組み合わせ38個とTB・TiBの差も載せました。
RAID容量表
- RAID 0最小台数 2
複数の台に分けて書くだけです。容量も速度も台数どおり伸びますが、一台壊れると全部失います。
- RAID 1最小台数 2
すべての台が同じ内容を持ちます。一台残れば生きていますが、使えるのは一台分だけです。
- RAID 5最小台数 3
一台分をパリティに使います。一台壊れても残りから復元できます。
- RAID 6最小台数 4
二台分をパリティに使うので、同時に二台壊れても耐えます — 復旧中にもう一台壊れることは実際に起きます。
- RAID 10最小台数 4
二台ずつ組にして複製し、その組をつないで使います。半分が使えて復旧が速いです。
- RAID 50最小台数 6
RAID 5のグループをいくつもつなぎます。グループごとに一台をパリティに使うので、グループが増えると容量が減り耐えられる故障が増えます。
- RAID 60最小台数 8
RAID 6のグループをいくつもつなぎます。グループごとに二台をパリティに使います。
- JBOD最小台数 2
台をただつないで一つのように使います。パリティがないので故障には耐えませんが、一台壊れても他の台の中身は残ります。
グループの分け方
RAID 50・60ではグループをいくつにするかが本当の選択です。グループを少なくすればパリティが減って容量が増え、多くすればグループごとに一台(または二台)の余裕ができて運が良ければ耐えられる故障が増えます。必ず耐える台数はどちらでも同じです — 同じグループで二台重なればそこで終わりだからです。
箱のTBと画面のTiB
箱の1TBは10の12乗バイトですが、OSは2の40乗バイトを一単位として数えます。名前が似ているだけで別の単位なので、同じディスクが約9%小さく見えます。容量が消えたのではなく、当てる物差しが違うのです。
復旧中がいちばん危ないです
パリティ一台の構成で一台が壊れると、新しい台を入れて残り全部を端から端まで読み、復元します。まさにそのとき残った台がいちばん長くいちばん激しく働きます。台が大きく多いほど復旧に何日もかかり、その間にもう一台壊れればそこで終わりです。大きな構成でRAID 5より6や10が勧められるのはこのためです。
RAIDはバックアップではありません
RAIDが守ってくれるのはディスクの故障ひとつだけです。誤って消したファイル、上書きしたファイル、ランサムウェア、コントローラの故障、火事や盗難は、そのまま全台に及びます — ミラーは消したことも忠実に写します。バックアップは別の機械に置く別の写しであり、RAIDはその仕事をしていません。
読み方
- 使える台数 = 全体 − パリティ台数 × グループ数。どのレベルもこの一行です。
- RAID 5はグループ一つにパリティ一台なのでn−1、RAID 6は二台なのでn−2です。
- RAID 50・60はそのグループを複数つなぐので、パリティにグループ数が掛かります。
- RAID 1は全台が同じ写しなので一台分、RAID 10は二台ずつ組にするので半分です。
- グループは全て同じ大きさでなければならず、グループ数は台数の約数だけです。
- 箱のTBと画面のTiBは別の単位です — 約9%小さく見えます。
よくある質問
Q. RAID 5とRAID 6のどちらを選ぶべきですか。
ディスクが大きく多いほどRAID 6です。RAID 5は一台壊れると復旧中に残り全部を端から端まで読みますが、いまのディスクではそれに何日もかかります。その間にもう一台壊れれば構成は終わりで、RAID 6はまさにその場合に耐えます。
Q. ディスクの大きさが違うとどうなりますか。
いちばん小さい台に合わせられます。4TB三台に8TB一台を足しても8TBの台は4TB分しか使われず、残り4TBは遊びます。この表は全台が同じ大きさとして計算します。
Q. なぜ箱より容量が少なく出るのですか。
箱の1TBは10の12乗バイトですが、OSは2の40乗バイトを一単位として数えるからです。名前が似ているだけの別単位で、約9%小さく見えます。さらにファイルシステムが使う分が引かれます。
Q. RAIDを組めばバックアップは要りませんか。
要ります。RAIDが守るのはディスクの故障ひとつだけです。誤って消したファイル、ランサムウェア、火事や盗難はすべての台に等しく及びます — ミラーは消したことも忠実に写します。