地震の規模111マス — 規模7は6の2倍ではなく32倍です
規模は対数目盛なので一段が掛け算です。エネルギーの常用対数が1.5 × 規模 + 4.8なので、規模が1上がるとエネルギーは31.6倍、2上がるとちょうど1000倍になります。4.0から9.5まで0.05刻みで111マスを計算しました。
広島型爆弾
- M 5.00.032
- M 6.01
- M 7.032
- M 8.01,005
- M 9.031,792
一段が掛け算です
エネルギーの常用対数が1.5 × 規模 + 4.8です。傾きが1.5なので規模1あたり10の1.5乗、つまり31.6倍です。2上がれば10の3乗になりちょうど1000倍です。規模6と7の間に規模6の地震が三十回ほど入るという意味です。
揺れは10倍、エネルギーは31.6倍
規模が1上がると地震計が描く揺れの幅は10倍になりますが、放出されたエネルギーは31.6倍になります。二つの数が違うのは、エネルギーが振幅だけでなく揺れの続いた時間と切れた断層の広さにも左右されるからです。ニュースで「10倍」と言えば揺れのほう、「32倍」と言えばエネルギーのほうです。
見比べる物差しも出します
ジュールで書くと10の20乗のような数になり大きさがつかめないので、TNTトン数と広島型爆弾の何発分かも一緒に出します。規模6.0が広島型一発ほどで、規模9.0はその三万倍を超えます。ただしこれは放出されたエネルギーを見比べたもので、被害の大きさを見比べたものではありません。
規模と震度は別のものです
規模は地震そのものが出したエネルギーなので地震一つに一つですが、震度はその場所でどれだけ揺れたかなので地点ごとに違います。だから規模5の浅い地震が真上では規模7の深い地震より大きく揺れることがあります。深さと距離、地盤が震度を決めます。
規模は後から直されることがあります
大きな地震ほど最初に発表された値が後で0.1から0.3ほど調整されることがあります。観測資料が集まると切れた断層の大きさを測り直すからです。0.05刻みでマスを分けたのもそのためで、小数一桁で切ると調整が表から消えてしまいます。
規模から探す
TNT換算
M 5.0 – 5.95
M 6.0 – 6.95
M 7.0 – 7.95
M 8.0 – 8.95
M 9.0 – 9.95
M 4.00 – 4.95
読み方
- log10(エネルギー) = 1.5 × 規模 + 4.8、エネルギーはジュールです。
- 規模1の差はエネルギー31.6倍、2の差はちょうど1000倍です。
- 揺れの幅は10倍ですがエネルギーは31.6倍です。
- 規模は地震一つの値、震度は地点ごとに違います。
よくある質問
Q. 規模7は規模6の何倍ですか?
エネルギーで31.6倍です。揺れの幅では10倍です。
Q. 規模2の差は?
ちょうど1000倍です。10の3乗だからです。
Q. なぜ揺れは10倍でエネルギーは31.6倍なのですか?
エネルギーが振幅だけでなく揺れの続いた時間と切れた断層の広さにも左右されるからです。
Q. 規模と震度は何が違いますか?
規模は地震一つの値で、震度はその場所でどれだけ揺れたかなので地点ごとに違います。
Q. なぜ0.05刻みですか?
大きな地震は最初に発表された規模が後で0.1〜0.3ほど調整されることがあります。小数一桁で切るとその調整が表から消えます。