メートルねじ114種 — 下穴径・谷径・有効断面積
M8×1.25の1.25は太さではなく、山から山までの距離です。外径とピッチさえあれば谷径も下穴径も計算できます。
並目ねじ35種
径ごとに基本となるピッチが1つ決まっています。単にM8と言えばM8×1.25のことです。
M1×0.25 ⌀0.75M2×0.4 ⌀1.6M3×0.5 ⌀2.5M4×0.7 ⌀3.3M5×0.8 ⌀4.2M6×1 ⌀5M7×1 ⌀6M8×1.25 ⌀6.75M10×1.5 ⌀8.5M12×1.75 ⌀10.25M14×2 ⌀12M16×2 ⌀14M18×2.5 ⌀15.5M20×2.5 ⌀17.5M22×2.5 ⌀19.5M24×3 ⌀21M27×3 ⌀24M30×3.5 ⌀26.5M33×3.5 ⌀29.5M36×4 ⌀32M39×4 ⌀35M42×4.5 ⌀37.5M45×4.5 ⌀40.5M48×5 ⌀43M52×5 ⌀47M56×5.5 ⌀50.5M60×5.5 ⌀54.5M64×6 ⌀58M1.2×0.25 ⌀0.95M1.4×0.3 ⌀1.1M1.6×0.35 ⌀1.25M1.8×0.35 ⌀1.45M2.2×0.45 ⌀1.75M2.5×0.45 ⌀2.05M3.5×0.6 ⌀2.9
下穴径の選び方
現場では外径からピッチを引きます——M8×1.25なら6.75mmで、一番近い6.8mmのドリルを使います。この値はめねじ谷径より大きいので、タップが折れずに切れます。
ねじ山は60度の三角形です
ISOはねじ山を頂角60度の正三角形と定めています。その高さHはピッチの0.866倍で、谷径も有効径もHを決まった割合だけ削った値です。
H = 0.866 × ピッチ · 有効径 = d − 0.75H · めねじ谷径 = d − 1.25H
有効断面積が強さを決めます
ボルトが耐える力は外径ではなくこの面積で計算します。有効径と谷径の平均を直径とする円の面積です。
細目ねじ79種
ピッチが狭いと谷が浅くなり、谷径は太くなります。だから薄い板や振動の多い場所に使います。
M2×0.25 ⌀1.75M3×0.35 ⌀2.65M4×0.5 ⌀3.5M5×0.5 ⌀4.5M6×0.75 ⌀5.25M6×0.5 ⌀5.5M7×0.75 ⌀6.25M8×1 ⌀7M8×0.75 ⌀7.25M10×1.25 ⌀8.75M10×1 ⌀9M10×0.75 ⌀9.25M12×1.5 ⌀10.5M12×1.25 ⌀10.75M12×1 ⌀11M14×1.5 ⌀12.5M14×1.25 ⌀12.75M14×1 ⌀13M16×1.5 ⌀14.5M16×1 ⌀15M18×2 ⌀16M18×1.5 ⌀16.5M18×1 ⌀17M20×2 ⌀18M20×1.5 ⌀18.5M20×1 ⌀19M22×2 ⌀20M22×1.5 ⌀20.5M22×1 ⌀21M24×2 ⌀22M24×1.5 ⌀22.5M24×1 ⌀23M27×2 ⌀25M27×1.5 ⌀25.5M27×1 ⌀26M30×3 ⌀27M30×2 ⌀28M30×1.5 ⌀28.5M30×1 ⌀29M33×3 ⌀30M33×2 ⌀31M33×1.5 ⌀31.5M36×3 ⌀33M36×2 ⌀34M36×1.5 ⌀34.5M39×3 ⌀36M39×2 ⌀37M39×1.5 ⌀37.5M42×4 ⌀38M42×3 ⌀39M42×2 ⌀40M42×1.5 ⌀40.5M45×4 ⌀41M45×3 ⌀42M45×2 ⌀43M45×1.5 ⌀43.5M48×4 ⌀44M48×3 ⌀45M48×2 ⌀46M48×1.5 ⌀46.5M52×4 ⌀48M52×3 ⌀49M52×2 ⌀50M52×1.5 ⌀50.5M56×4 ⌀52M56×3 ⌀53M56×2 ⌀54M56×1.5 ⌀54.5M60×4 ⌀56M60×3 ⌀57M60×2 ⌀58M60×1.5 ⌀58.5M64×4 ⌀60M64×3 ⌀61M64×2 ⌀62M64×1.5 ⌀62.5M1.6×0.2 ⌀1.4M2.5×0.35 ⌀2.15M3.5×0.35 ⌀3.15
読み方
- Mの後ろの数字が外径(mm)、×の後ろの数字がピッチ(mm)です。
- H = 0.866 × ピッチ。有効径は外径 − 0.75H、めねじ谷径は外径 − 1.25Hです。
- 下穴径は外径 − ピッチで見当をつけ、手元で一番近いドリルを使います。
- ボルトが耐える力は外径ではなく有効断面積で計算します。
よくある質問
Q. 単にM8と言ったらどのピッチですか?
並目のM8×1.25です。径ごとに基本ピッチが1つ決まっていて、何も書かなければそれを指します。
Q. 細目ねじは何のために使いますか?
谷が浅く谷径が太くなるので薄い部品にも切れますし、1回転で戻る量が少ないため振動でも緩みにくいです。その代わりねじ山が浅く、なめやすくなります。
Q. 下穴径はどう選びますか?
外径からピッチを引きます。M6×1なら5mm、M8×1.25なら6.75mmなので6.8mmのドリルを使います。
Q. おねじとめねじで谷径が違うのはなぜですか?
おねじは、めねじの山が入る場所をつくるため深く削るからです。だからおねじ側のほうが細くなります。
Q. 外径で強さを計算してはいけませんか?
いけません。切れるのは谷なので有効断面積で計算します。M8なら50.3mm²ではなく36.6mm²です。