フィラメント48マス — PLA 1kgは1.75mmで335m
材料8種とスプール重量6種が交わるマスごとに、巻かれている長さを計算しました。重さだけでは答えが出ません — 材料の密度が1メートルの重さを決め、スプールの重さをそれで割ってはじめて長さになります。
長さを決めるのは密度
フィラメントは断面が円の長い糸なので、1メートルの体積は決まっていて、重さはそれに密度を掛けた値です。だから同じ1kgでもABS(1.04g/cm³)は400m近く、PETG(1.27g/cm³)は327mほどしか巻かれていません。スプールの重さを1メートルの重さで割る — この表の計算はそれだけです。
1.75mmと2.85mmを並べて見せる
2.85mmは断面積が1.75mmの2.65倍なので、同じ重さなら長さはその分だけ短くなります。直径を軸にするとマスが増えるだけで問いは同じなので、ひとつのマスに両方を並べています。どちらを使うかはプリンターが決めます — いまは1.75mmが事実上の標準で、2.85mmはボーデン系に残っています。
スプール込みではなく正味の重さ
箱に書かれた1kgはフィラメントだけの重さです。空のスプールは別に130〜250gほどあるので、はかりにスプールごと乗せた値はその分だけ重く出ます。残量を測るときは、読みから空スプールの重さを引きます — 新品のときに全体の重さを一度控えておけば、表示との差がそのスプールの風袋です。
残りの重さから残りの長さを割り出す
同じ計算を逆に使えば、はかりが物差しになります。10gで引き出せる長さが分かれば、残りの重さに掛けるだけです。PLAの1.75mmなら10gで3.35m — スライサーが示す消費量と見比べれば、この出力が最後までもつかを、はかりだけで判断できます。
一覧
巻かれている長さ
PLA密度 1.24 g/cm³
ABS密度 1.04 g/cm³
PETG密度 1.27 g/cm³
TPU密度 1.2 g/cm³
ASA密度 1.07 g/cm³
Nylon密度 1.14 g/cm³
PC密度 1.2 g/cm³
HIPS密度 1.04 g/cm³
知っておくこと
- 長さはスプールの重さを1mの重さで割った値で、1mの重さは断面積 × 密度です。
- 同じ重さなら、密度が大きい材料ほど短く巻かれています。
- 2.85mmは断面積が1.75mmの2.65倍なので、同じ重さでその分だけ短くなります。
- 表の重さはフィラメントの正味です — 空スプールの重さは入っていません。
よくある質問
Q. 1kgのスプールには何メートル巻かれていますか。
材料によります。1.75mmならPLAは335m、ABSは400m、PETGは327mほどです。重さが同じでも密度が違えば長さは変わります。
Q. 残りのフィラメントはどう測りますか。
スプールごとはかりに乗せ、空スプールの重さを引いてから、10gあたりの長さを掛けます。PLAの1.75mmなら10gで3.35mです。風袋はメーカーごとに違うので、新品のときに一度控えておくと確実です。
Q. 密度はどのメーカーでも同じですか。
ほぼ同じです。密度は材料の物性なので、公表値から顔料などで数%揺れる程度です。その誤差は長さにも同じ割合でしか伝わりません。