WACC(加重平均資本コスト)計算機
自己資本コストと負債コストを、それぞれの比重で加重平均します。自己資本60%にコスト9%、負債40%にコスト5%、税率22%なら、利息は費用として認められて税を減らすので、負債コストは5 × 0.78 = 3.9%まで下がります。結果は0.6 × 9 + 0.4 × 3.9 = 6.96%です。この6.96%が、NPVの割引率の席によく入ります。
値の入力
WACC
6.96%
税引後の負債コスト
3.9%
負債の比率
40%
計算式
WACC = 自己資本の比率 ÷ 100 × 自己資本コスト + 負債の比率 ÷ 100 × 負債コスト × (1 − 税率 ÷ 100)
節税効果は負債にだけ付きます — 配当は費用ではないので、自己資本コストに(1 − 税率)を掛けてはいけません。比重は帳簿価額ではなく時価で測るのが原則なので、株価が上がると負債比重が自然に下がってWACCが上がります。自己資本コスト自体は観測できる値ではなく見積りなので、そこに何を入れたかが答えの半分です。
何を入れるか
| 入力項目 | 初期値 | 入れられる範囲 |
|---|---|---|
| 自己資本の比率 (%)自己資本で調達した割合。残りが負債の比率になります。 | 60 | 0 ~ 100 |
| 自己資本コスト (%)株主が求める利回り。観測できる値ではなく見積もりです。 | 9 | 0 ~ 60 |
| 負債コスト (%)借りた金に付く利率。税効果を入れる前の値です。 | 5 | 0 ~ 60 |
| 税率 (%)当てはまる税率で、国や品目によって変わります。 | 22 | 0 ~ 60 |
計算の手順
値ごとの結果
ほかの値はそのままに、自己資本の比率 (%)だけを変えたときの結果です。
| 自己資本の比率 (%) | WACC (%) | 税引後の負債コスト (%) | 負債の比率 (%) |
|---|---|---|---|
| 30 | 5.43 | 3.9 | 70 |
| 45 | 6.195 | 3.9 | 55 |
| 60 | 6.96 | 3.9 | 40 |
| 90 | 8.49 | 3.9 | 10 |
| 100 | 9 | 3.9 | 0 |
結果の項目の意味
| 結果の項目 | 初期値のとき |
|---|---|
| WACC (%)自己資本と負債のコストを比率で加重平均した値。NPVの割引率によく使います。 | 6.96 |
| 税引後の負債コスト (%)利息が費用として認められて下がった負債コスト。負債にだけ効きます。 | 3.9 |
| 負債の比率 (%)負債で調達した割合。自己資本比率の残りです。 | 40 |
よくある間違い
節税効果は負債にだけ付きます — 配当は費用ではないので、自己資本コストに(1 − 税率)を掛けてはいけません。比重は帳簿価額ではなく時価で測るのが原則なので、株価が上がると負債比重が自然に下がってWACCが上がります。自己資本コスト自体は観測できる値ではなく見積りなので、そこに何を入れたかが答えの半分です。
用語
- 自己資本の比率
- 自己資本で調達した割合。残りが負債の比率になります。
- 自己資本コスト
- 株主が求める利回り。観測できる値ではなく見積もりです。
- 負債コスト
- 借りた金に付く利率。税効果を入れる前の値です。
- 税率
- 当てはまる税率で、国や品目によって変わります。
- WACC
- 自己資本と負債のコストを比率で加重平均した値。NPVの割引率によく使います。
- 税引後の負債コスト
- 利息が費用として認められて下がった負債コスト。負債にだけ効きます。
- 負債の比率
- 負債で調達した割合。自己資本比率の残りです。
よくある質問
Q. WACC(加重平均資本コスト)計算機はどう計算しますか?
WACC = 自己資本の比率 ÷ 100 × 自己資本コスト + 負債の比率 ÷ 100 × 負債コスト × (1 − 税率 ÷ 100) — 自己資本コストと負債コストを、それぞれの比重で加重平均します。自己資本60%にコスト9%、負債40%にコスト5%、税率22%なら、利息は費用として認められて税を減らすので、負債コストは5 × 0.78 = 3.9%まで下がります。結果は0.6 × 9 + 0.4 × 3.9 = 6.96%です。この6.96%が、NPVの割引率の席によく入ります。
Q. 例で計算してみせてください。
自己資本の比率 60%, 自己資本コスト 9%, 負債コスト 5%, 税率 22%のとき、WACC 6.96%です。
Q. どの値を入れますか?
自己資本の比率, 自己資本コスト, 負債コスト, 税率を入れます。値を直せばすぐ計算し直し、空欄は0として扱います。
Q. 値を変えると結果はどう動きますか?
自己資本の比率 (%)だけ動かすと自己資本の比率 (%) 30 → WACC (%) 5.43、自己資本の比率 (%) 100 → WACC (%) 9に変わります。下の表に五段階でまとめてあります。
Q. 結果はどこまで四捨五入しますか?
金額は1単位、割合は小数第1位、それ以外は小数第2位まで表示します。画面の値は丸めたもので、計算は丸める前の値で続きます。
Q. 気をつけることはありますか?
節税効果は負債にだけ付きます — 配当は費用ではないので、自己資本コストに(1 − 税率)を掛けてはいけません。比重は帳簿価額ではなく時価で測るのが原則なので、株価が上がると負債比重が自然に下がってWACCが上がります。自己資本コスト自体は観測できる値ではなく見積りなので、そこに何を入れたかが答えの半分です。
一緒に使う計算
税率と利息の計算方法は国と商品によって違います。実際の取引では契約条件を確かめてください。