11kW 3600rpm モーターのトルク — 29.2N·m
11kW 3600rpmのモーターの定格トルクは29.2N·mです。角速度376.99rad/sで出力11000Wを割った値で、同じトルクを2.98kgf·mまたは21.5lb·ftとも書きます。11kWは仏馬力で15馬力、英馬力では14.8馬力です。
回転数は極数と周波数が決める
誘導電動機の同期速度は選べる値ではなく、120 × 周波数 ÷ 極数で決まります。ですから同じ4極モーターが60Hzでは1800rpm、50Hzでは1500rpmで回ります — 韓国・米国・東日本は60Hz、欧州・中国・インドは50Hzです。出力が同じでも回転数が6対5で違うので、トルクは5対6に入れ替わります。実際にはすべりだけ遅れるため、銘板には1746rpmのように書かれます。
- 60 Hz · 3600 rpm29.2 N·m
- 50 Hz · 3000 rpm35 N·m
- 定格出力
- 11 kW · 11000 W
- 同期速度
- 3600 rpm
- 周波数
- 60 Hz
- 極数
- 2
- 角速度
- 376.99 rad/s
- トルク
- 29.2 N·m
- トルク(kgf·m)
- 2.98 kgf·m
- トルク(lb·ft)
- 21.5 lb·ft
- 仏馬力(PS)
- 15 PS
- 英馬力(HP)
- 14.8 hp
- 全負荷回転数
- 3492 rpm · 30.1 N·m
減速機を掛けると
減速比iを掛けると出力軸の回転数は1/iになり、トルクはi倍になります。出力は増えないので効率ηの分だけ減ります — トルクはi × η倍です。ここに並べた値はヘリカル減速機のη = 0.95を前提とした目安です。ウォーム減速機は0.5~0.8まで落ちるので、その場合はずっと小さく出ます。トルクが増えるのは力が生まれることではなく、同じ出力を遅く重く配り直すことです。
- 減速比 3 · 1200 rpm83.2 N·m
- 減速比 5 · 720 rpm139 N·m
- 減速比 10 · 360 rpm277 N·m
- 減速比 20 · 180 rpm554 N·m
電圧別の三相電流
三相誘導電動機の電流はI = P ÷ (√3 × V × cosφ × η)です。定格出力は軸から出る分なので、電気側から入る量は効率の分だけ大きく、そのうち仕事をする割合を力率で数えるからです。国ごとに電圧が違うため、同じモーターが220Vでは380Vの1.7倍を食います。ここで使った力率と効率は大きさ別の代表値であり、正確な値は銘板に書かれているのでそちらを先に見てください。
- 220 V · cosφ 0.87 · η 0.9236.1 A
- 380 V · cosφ 0.87 · η 0.9220.9 A
- 460 V · cosφ 0.87 · η 0.9217.2 A
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知っておくこと
- トルク(N·m) = 出力(W) ÷ 角速度(rad/s)で、角速度は2π × rpm ÷ 60です。
- T = 9550 × P(kW) ÷ n(rpm)の9550は60000 ÷ 2πを切り上げた値です。
- 同じ出力で回転数を2倍にするとトルクは半分です — 反比例します。
- 仏馬力(PS)の735.49875Wと英馬力(HP)の745.699872Wは別の値です。
関連する表
よくある質問
Q. 11kW 3600rpmのモーターのトルクは何N·mですか。
29.2N·mです。出力11000Wを角速度376.99rad/sで割った値で、kgf·mでは2.98、lb·ftでは21.5です。
Q. 減速比10を掛けるとどうなりますか。
回転数は360rpmまで落ち、トルクは277N·mまで上がります。10倍そのままにならないのは、減速機の効率0.95も掛かるからです。
Q. 三相電流はどれくらい流れますか。
60Hzで、220Vなら36.1A、380Vなら20.9A、460Vなら17.2Aです。力率0.87・効率0.92を代表値として入れた目安なので、銘板の値があればそちらを使ってください。