鉄筋117マス — D13の6mは1本5.97kg
呼び名13種と長さ9種が交わるマスごとに重さを計算しました。表を覚える話ではありません — 呼び径が断面積を決め、そこに鋼の密度7850kg/m³を掛けると単位質量になり、長さと本数を掛ければ総重量です。
単位質量は密度から出る
鉄筋は断面が円の長い棒なので1メートルの体積は決まっていて、その重さは体積に鋼の密度7850kg/m³を掛けた値です。つまり単位質量はπ/4 × 呼び径² × 7850 ÷ 10⁶であり、現場で使う0.006165 × 径²の係数はこの式を整理しただけのものです。係数を覚えるより出どころを知っておけば、規格表がなくてもどの径でも計算できます。
呼び名D13と呼び径12.7mmは別の値
D13の13は名前で、式に入れる呼び径は12.7mmです(1/2インチ由来の値です)。名前の数字をそのまま入れると1.042kg/mになり、規格値0.995kg/mより5%重く出ます。節のある鉄筋を滑らかな円柱として計算できるのも同じ理由です — 規格が実際の質量に合うように呼び径を定めているからです。
長さと本数を掛ければ総重量
単位質量が出れば、あとは掛け算です。D13の6mは0.995 × 6 = 5.97kg、100本で597kg、1トンには167本入ります。逆に、届いた重さを単位質量で割れば総延長が出るので、図面がなくてもはかりだけで受け入れ量を確かめられます。
発注量は継手とロスを足した値
図面から拾った長さは正味です。重ね継手1か所ごとに径の40倍が加わり(D13なら0.508m)、切り落としを見れば3~5%は余分に要ります。この表はロス5%を足した重さも並べています — 40倍は目安で、実際の継手長さはコンクリート強度と鉄筋の種類から設計図が決めます。
一覧
1本の重さ
D6⌀ 6.35 mm · 0.249 kg/m
D10⌀ 9.53 mm · 0.56 kg/m
D13⌀ 12.7 mm · 0.995 kg/m
D16⌀ 15.9 mm · 1.56 kg/m
D19⌀ 19.1 mm · 2.25 kg/m
D22⌀ 22.2 mm · 3.04 kg/m
D25⌀ 25.4 mm · 3.98 kg/m
D29⌀ 28.6 mm · 5.04 kg/m
D32⌀ 31.8 mm · 6.23 kg/m
D35⌀ 34.9 mm · 7.51 kg/m
D38⌀ 38.1 mm · 8.95 kg/m
D41⌀ 41.3 mm · 10.5 kg/m
D51⌀ 50.8 mm · 15.9 kg/m
知っておくこと
- 単位質量(kg/m)はπ/4 × 呼び径² × 7850 ÷ 10⁶です — 0.006165の係数がこの式です。
- 式に入れるのは呼び名の数字ではなく呼び径です。D13は12.7mmです。
- 総重量は単位質量 × 長さ × 本数で、径が2倍になれば重さは4倍です。
- 発注量には重ね継手(径の40倍ほど)とロス3~5%を足します。
よくある質問
Q. 鉄筋の単位質量はどう計算しますか。
π/4 × 呼び径² × 7850 ÷ 10⁶です。整理すると0.006165 × 径²で、D13(12.7mm)なら0.995kg/mになります。係数は鋼の密度7850kg/m³とπから出た値なので、覚える必要はありません。
Q. D13は直径13mmですか。
いいえ。13は呼び名で、呼び径は12.7mmです。13をそのまま式に入れると1.042kg/mになり、規格値より5%重く出ます。
Q. 発注は図面の長さだけで足りますか。
継手とロスを足します。重ね継手1か所で径の40倍ほど(D13なら0.508m)、切り落としでさらに3~5%見ます。